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古典パロ作品一覧
「天下一品!」という、中学3年のときにできたオリジナル(正確には友達が原作なので、 半オリジナル)作品のキャラクターたちに、
古典作品の劇をさせた みたいなパロディ小説やイラスト、落書です。
主な登場人物【別窓】
 あらすじには、ネタバレを含みます  
 「ラクガキ」は、授業のノートに書いた(待て)、「正真正銘ラクガキ」です。

< 出典作品名順目次 >

『伊勢物語』[いせものがたり]
 芥川[あくたがわ](前編・後編)  / 春日野[かすがの]の姉妹
一寸法師』[いっすんぼうし]
大鏡』[おおかがみ]
 肝試し[きもだめし]  / 花山院[かざんいん]の出家

『十訓抄』[じっきんしょう]
 大江山[おおえやま]

たなばたさま』[たなばたさま]
『徒然草』[つれづれぐさ]
 冒頭  / ある人、弓射ることを習ふに  / 奥山に、猫またといふものありて


芥川(前編)[あくたがわ] by『伊勢物語[いせものがたり]』
 つきあうことが難しそうだった深窓の令嬢をようやく連れ出した男だったが、 その女性を鬼に食べられてしまい、「彼女が草葉に乗った露を見て『真珠か別の何かですか?』 とたずねたときに、自分こそが露のように消えてしまえばよかったのに」と嘆き悲しんだという話。
男 → 梅野
女 → さら
芥川(後編)[あくたがわ] by『伊勢物語[いせものがたり]』
 芥川(前編)の真相。盗み出された女性の正体と、「鬼」の正体が語られる。 「鬼に食べられた」なんて悲恋になってますけど、実はね・・・といった内容。
男 → 真野
女 → さら
堀川の大臣 → 水波
国経の大納言 → 木波
「芥川」ラクガキ
一寸法師[いっすんぼうし]
 おとなの小指ほどの大きさしかなかった田舎の少年が、都に憧れおわんで上京。 お姫さまの家来になり、お姫さまを襲った鬼を見事に打ち負かして手に入れた うちでの小づちで、一般人大の立派な若武者となり、お姫様と結婚して 幸せになりました、というお話。

※基本的な参考図書は、サラ文庫『まんが日本昔ばなし 一寸法師』
姫 → 梨野
一寸法師 → 天波
◎ 一寸法師編!?
大江山[おおえやま] by『十訓抄[じっきんしょう]』
 すばらしい和歌を読むことで有名だった女性歌人、和泉式部[いずみしきぶ]。 彼女の娘、小式部内侍[こしきぶのないし]が、「母親の歌を盗作してるんだろ〜」とバカにしてきた 定頼中納言[さだよりのちゅうなごん]を、見事な歌を詠んでやりこめたお話。
小式部内侍 → 梨野
定頼中納言 → 真野
「大江山」ラクガキ
花山院の出家[かざんいんのしゅっけ] by『大鏡[おおかがみ]』
 花山天皇が、最愛の妻を失ったことをきっかけに気を落とし、
藤原の道兼に騙されて出家してしまった。という話。
花山天皇 → 天波
藤原道兼 → 土波
「花山院の〜」パロ小説  ■「花山院の〜」パロ小説の絵
春日野の姉妹[かすがののしまい] by『伊勢物語[いせものがたり]』
 元服したてのとある若者が、旧都である平城京へ狩りに行き、さびれた土地で意外にも 美しい姉妹を見つけた。そこで彼は、さっそく様々な技巧をこらした和歌を彼女たちに おくった。という話。
元服したての若者 → かきの
姉妹 → 梨野・緑野
「春日野の姉妹」ラクガキ
肝試し[きもだめし] by『大鏡[おおかがみ]』
 おもしろいこと好きの花山天皇(17歳くらい)が、
ある晩、藤原さんちの三兄弟に肝試しをさせた。
 長男と次男は逃げ帰ってきたけれど、
一番下の道長だけは肝試しを成功させ、豪胆ぶりを見せつけた、というお話。
おもしろいこと好きの花山天皇 → 天波
逃げ帰った長男道隆 → 火波
逃げ帰った次男道兼 → 土波
肝試しを成功させた道長 → 水波

「肝試し」パロ小説  ■「肝試し」パロ小説の絵
『たなばたさま』
 天女の羽衣をかくし、羽衣を失った事で天に帰れなくなった天女を自分の妻にした男がいた。 二人は中睦まじい夫婦となったが、ある日天女は羽衣を見つけ、子供を連れて天に帰ってしまう。 あきらめきれなかった男は妻を追いかけ天にのぼり、再会を果たすことができたが、 二人の仲に反対する天帝(天女の父)に、試験を与えられる。

※基本的な参考図書は、サラ文庫『まんが日本昔ばなし 七夕さま』
村の男 → かきの
羽衣をなくす天女 → 梨野
梨野の友人の天女 → 緑野
かきのの友人 → 梅野
弓道道場師範 → 水波
かきのと梨野の子供 → 大樹、小枝
天帝 → 梨乃

観測官 → 木波
伝聞情報官 → 月波
軍兵監督官 → 火波
遺跡保守官 → 土波
格闘指導宮 → 金波
ベテラン番人 → 冥波

測量官 → 天波
水質鑑定官 → 海波
七夕伝説パロ小説  ■七夕伝説パロ小説の絵
徒然草 冒頭 by『徒然草[つれづれぐさ]』
 こういう理由で書き始めて、こんなことを、こんな気持ちで書いてたら こんな気分になってきました〜、というようなことが書かれている。
兼好法師 → 真野
「徒然草」ラクガキ
ある人、弓射ることを習ふに by『徒然草[つれづれぐさ]』
 弓の練習をしている人が、矢を2本や3本持って練習しようとしたら、 「そんな何本も持ってたら、『次があるからいいや〜』と思って 1本1本真剣に練習しなくなるからやめなさい」と弓の師匠に注意される話。
弓を習う人 → 真野
弓の師匠 → 水波
「ある人〜」ラクガキ
奥山に、猫またといふものありて by『徒然草[つれづれぐさ]』
 人を食べる猫またが出るとうわさになっていた頃のある夜更け、 一人のお坊さんが連歌をしてきた帰り道で猫又に襲われたっ!  恐ろしさのあまり川に転げ落ちたお坊さん。騒ぎを聞いた近所の人に助け出されるが、 連歌でもらった商品はすっかりずぶ濡れに。どうにか助かったと這って家に帰ったが、 実はその猫また、 飼い主の帰宅に喜んで飛びついてきたお坊さんの飼い犬だったのでした。
法師 → 火波
飼い犬 → 火波の飼い犬
近所の人 → 土波
「奥山に〜」ラクガキ

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