天下一品! 番外編!? ページ6
「こ、これは……」
「どういうことなんですかっ!? 先生」
「わたしに聞かれても……」
 土羅、志津香、今野の三人は、給食室で呆然としていた。
 何かできることはないか?
 それをしばらく生徒会室で話し合っていたのだが、どーもいい案は出てこなかった。
そうこうするうちに給食の時間だということに気づき、
「腹が減っては戦はできんの法則」に基づいてここまで来たのだ。
 ちなみに乗日他は、連絡係として生徒会室でお留守番である。
 しかしまさか、給食室がこんな光景になっているとは、誰が予想だに
できただろうか。
 その光景とは−−
「給食が全部盗み食いされてるなんて……」
「しかも、ほうれん草だけ残ってますね」
「……犯人はほうれん草が苦手ってことかしら……」
『う〜ん……』
 異様な光景(並んでるお皿の上に、ほうれん草ばっかがのってる光景)を前にして、
3人はただただ、うなったのだった。
 一応言っておくと、この犯人は真野ではない。とりあえず
「真野の仕業や〜」って感じに決めつけられて、真犯人は特定されないままに終わる。

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