――と、いったかんじになりました。
タイトルが「花山院の〜」となっていますが、それは花山天皇が
出家したあとの呼び名であって、話の中ではまだ天皇ままですね(汗
『大鏡』にのっているのは、「道兼が花山天皇をお寺まで連れ出す」場面。
この話は、その場面の前に「こーいうのがあったらなー」と
書いたものです。(土波を道兼にした以上は・・・っ!
ネタとしてはもう少し続きがあって、実際の『大鏡』とのつじつまあわせ
(道兼が、花山院を「いっしょに出家する」と言って寺まで連れ出すが、
花山院を出家させると、自分は理由をつくって帰ってしまう)
もできているのですが、それを書いちゃうとすごい後味悪くなるのでやめておきます。
以下、役者対談。
道兼こと土波
:友達を騙すなんて許せない!
作:うわ……めっちゃ怒ってる……(汗
まぁまぁ。最後にはちゃんと地位より友情をとったわけだし。
土:迷うって時点でおかしいんだよっ!
作:ひぃっ。本当友情と数学には熱い方なんだから……(汗汗
花山天皇こと天波
:彼には原作の『大鏡』を見せない方がいいね。
作:たしかに。
って、天波、ギャグバージョンから戻ったね?
兼家こと梨乃
:わたし、すっかり悪役ですね……
作:うわーっ。こっちはこっちで、静かに怒りのオーラ発してるようぅっ!
天:そんなに怒るなって。いかなる役をもこなしてこそ、一流の役者だぞ。
乃:別にわたしは役者なんて目指してませんよ。勝手に使われているだけです。
作:ぎくっ。
天:もう少し前向きになれって。それにさ、
乃:それに?
天:君ってもともとは○△□(伏字)じゃんかっ♪
(ギャグバージョン)
乃:(ぶちっ)
数日後、天波家所有パソコン(海波)に、
「コンピュータウイルス真野」が大量に送りつけられてきたとか……
海:オレをまきこむんじゃねーぞ、てめーらーっ!
※ここでのできごとが、学園編の本編に与える影響は一切ありません。
……たぶん。
* * *
以上、当時書いたあとがきより。
最後の天波のセリフ、何想定して伏字にしたのかもう思い出せません……(汗
|