2、ルッテンベルクの野菜たち(前編)
今度は、ルッテンベルクが村おこしのために大々的に行なった「ルッテンベルクの野菜販売促進キャンペーン」の活動記録をご紹介します。
まずは、先ほども話に出ましたが、「ユーリ陛下の一日村長」っ!
この話を聞いた時は、眞魔国中の国民がルッテンベルクの村民になりたがったことでしょうっ!
これが当日のスナップ写真ですね。
はなれの外にあったリヤカーを、ウェラーさん自らが引いて村中をまわり、
畑仕事にせいを出す領民に声をかけたり、
ユーリ村長が畑仕事を体験したりと、一日だけでさまざまな活動を行ないました。
しかし残念なのは、「畑仕事」が「田植え」でなかったこと。
田植えならば、ユーリ陛下のおみ足が拝め・・・わ、私が言ったんじゃないですよ。
当社に寄せられた眞魔国民みなさんの反響なんですって。
ウェラーさん、ちょっと危ないですからクワしまって、しまって。
このキャンペーンに関しては、なんと、
ユーリ陛下のコメントまで頂いちゃってますっ!!
どうぞご堪能くださいっ!
「いや〜、あの日は本当びっくりしたよ。
いつも朝はコンラッドが起こしに来てくれるんだけどさー・・・」
( 再現画像 )
「むぎわら帽子だよ、むぎわら帽子っ! 思わず
家の中で帽子を被ってると背が縮むんだぞっ! って注意しちゃったよ。
……おれからコンラッドに言って、ちょっとむなしくなったけどさ・・・
その後どうなったかって?
そうそう、コンラッドもびっくりしててさー、失礼しましたー、って
慌てて帽子とってた。
で、もちろんおれは尋ねたわけですよ。そんなもの被って何をしてたのか、って。
そしたら、自分の領地から早馬飛ばしてきたって言うんだよっ!?
おれ、てっきりコンラッドは血盟城にずっといるんだと思ってたのに、
ときどき……あ、おれが眞魔国にいないときとかだから、気付かなくて当然とも
言われたんだけど……領地に戻っては畑仕事してるって言うんだよっ!
今回はトラクターがトラブっちゃって、どうしようもなかったから、
行って直してすぐ帰ってきたんだって。
おれはその領主魂に感動したね。
それで、おれも何か役に立ちたい、って思ったわけ」
そんなユーリ陛下の国王魂に熱烈感動ですっ!!
ユーリ陛下への直接インタビューをジャンケンで勝ち取った同僚には
激烈嫉妬の炎ですっ!!!!!
あ、今のオフレコですよ。
もうとっちゃった? ちょ、ちょっとまって、あ、次の画像って、ちょっとま――
はっ! これはユーリ陛下のご出身地にあるという
「照美〔てれび。「てるみ」ではない。]」をデザインに取り入れたという
「 ルッテンベルクの野菜販売促進 ポスター 」
じゃないですかっ!!
城内や街角にはっておいたら、ウェラーさんのファンの方々にことごとく
盗まれてしまったという幻の……っ!
まだ残っていたんですねっ!
え、えっと、じゃあ、噂にきく「でらっくすユーリ陛下ばーじょん」とやらは……
それはさすがにない? そうなんですか……非常に見たかったのですが……
あ、「みなさんが」がですよ。私個人が、ではなくて。はい。
(ちなみに、このポスターの通称は「基本ウェラーさんばーじょん」というらしい)
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実は「でらっくすユーリ陛下ばーじょん」、1枚は
ウェラーさんちの布団の下あたりに・・・