「幸せ☆ ルッテンベルク計画」にようこそ。
ここでは、農業で村おこしをはかる眞魔国の一領地、ルッテンベルクの、
汗と涙と肥料の活動を紹介していきたいと思います。
1、ルッテンベルクの領主様
まずは、ルッテンベルクの領主(仮)である、ウェラー卿コンラート氏(通称ウェラーさん)のご紹介です。
ウェラーさんは、領主でありながら自らも畑に出て、
領民(またの名を信者)のみなさんといっしょに汗を流しています。
「今日は東の畑にトマトを植えるぞ!」
『はい、閣下!』
領主(仮)と領民の連係はばっちりのようです。
当方が集めた情報によりますと、
ウェラーさんは大型小型特殊免許をもち、
率先して農場の効率化に貢献しているということです。
ウェラーさんのお宅は、領主様というだけあって
それなりに立派なお城なのですが、今回ははなれの方を取材させていただきました。
まず、庭では、ニワトリやブタといった家畜が放し飼いにされているようです。
リヤカーもありますね。
次に、中に入ると・・・土間にはたまねぎが干してあります。
奥には農具やトラクターが見えますね。これを使ってウェラーさんは
畑を耕すんですね。
そして、次の部屋は・・・ちゃぶ台、ざぶとん、テレビ。居間のようです。
座布団がいくつもありますね。領民の人とここで集まって話し合ったり
するんでしょうか。
え? ここにはあの、ユーリ陛下がいらっしゃったこともある?
ちょ、ちょっと待って下さい、ウェラーさん。ユーリ陛下がルッテンベルクで
一日村長をしたという話は有名ですが、お泊まりになったのは本宅の方では・・・
この方が落ち着くからと、こちらにお泊りに!?
つ、次の部屋が寝室なんですねっ! このお布団にユーリ陛下が――
あ、いえ、匂いをかいだりなんてしませんよ。ええ、決して。
え? これはウェラーさんのお布団?
そりゃそうですよね。あははは。
じゃ、じゃあ、来客用のおふとんは、どこにしまわれて・・・
あい、いえ、ごめんなさい。忘れてください。ウェラーさん。
あっ! あれはなんですか? 部屋の端にある大きな茶色い・・・あみぐるみ?
クマハチ? あの希少種の?
ある人が昔送ってくれたものと・・・いえ、無理に「ある人」が誰かなんて
お聞きしませんよ。みなさん分かってらっしゃるでしょうから。
――――――――――――――――-----------------------------------
――――――――――――――――-----------------------------------
背景画像は「畑」の地図記号。
いや、どうでもいいんですけどね・・・。