あとがき
久星アクミ=ア
久星京子=京 京:こんの、裏切りもぉのぉぉぉおおおおっ! ア:きゃーっ! お、お姉さま、やめてっ! 時代遅れの百トンハンマーだなんてっ! 京:時代おくれとは何よ何よーっ!……じゃなくて、どーしてつっちーがいないのよぉっ! 彼は皆勤させるんじゃなかったの!? ア:何をおっしゃるおねーさま! 私は最初からそんなつもり全然なくてよ! あなたのわがままにお付き合いしてたら、自然にそうなってしまっただけで…… はっ!(口ふさいで)つ、つい本音が…… 京:アクミちゃん〜〜〜っ! ア:あ、あのえーと……そ、そうですねー、きっと九星学院に在中の方は「海波って……?」 とお思いでしょうねぇ。 京:ちょっと! 強引に話題を変えないで―― ア:(一生懸命無視)四月、入学式で生徒会発会式がありました。 九星学院の生徒会は代々九人、というのが原則であり、 生徒会役員が他校で「九つ星」と呼ばれているいわれでもあります。 が、しかし、今年ステージに上がった役員は八名! あとの一人は? とみんながざわついていると、天波様が持っていたパソコンを すっと差し出し……「これが九人目の生徒会役員、書記の海波陸です」。 数瞬の沈黙の後、「えーーーーーーっ!?」 九人目の美形! を期待していた全校生徒は、 本気とも冗談ともつかないその言葉に度肝をぬかれました。 ……つまり、海波陸はパソコンのはず。それがどーして 美形の兄ちゃんになっているかというと…… 京:同名異人(パソコン?)! 偶然同じ名前で超絶美形な方を私たちが知っていたので、 勝手にモデルにさせてもらっちゃったのです。 ア:(出番をなくされるよりはと怒りを抑えて発言?)そうそう。 私たちが何年か前の夏休みに旅行に行ったとき、地方番組で 「うっしゃぁ! 海の町!」なんていうタイトルの(よくおぼえてたなぁ……) クイズ番組がやってたんですよ。 京:その中学生パネラーとして出場していたのが、海波りっくんだったのよー! ア:「将来の夢? 世界征服」その言葉と顔にやられましたっ! 京:……と、いうわけで、私たちの個人的暴走により、生徒会役員でない方を 出してしまったことにお詫び申し上げます(ぺこり)。 ア:上げます(ぺこりん)。あっ、けど、 「生徒会役員でなくてもかっこいいからOK!」なんて感想がきたら めちゃくちゃうれしいかも……。 次回はちゃんと、前回予告した水、木、土話を書きますね。それではっ! |