第3話 偽の言葉と真の愛 あとがき
あとがき
久星アクミ=ア
久星京子=京

京:こんの、裏切りもぉのぉぉぉおおおおっ!
ア:きゃーっ! お、お姉さま、やめてっ! 時代遅れの百トンハンマーだなんてっ!
京:時代おくれとは何よ何よーっ!……じゃなくて、どーしてつっちーがいないのよぉっ!
  彼は皆勤させるんじゃなかったの!?
ア:何をおっしゃるおねーさま! 私は最初からそんなつもり全然なくてよ!
  あなたのわがままにお付き合いしてたら、自然にそうなってしまっただけで……
  はっ!(口ふさいで)つ、つい本音が……
京:アクミちゃん〜〜〜っ!

ア:あ、あのえーと……そ、そうですねー、きっと九星学院に在中の方は「海波って……?」
とお思いでしょうねぇ。
京:ちょっと! 強引に話題を変えないで――

ア:(一生懸命無視)四月、入学式で生徒会発会式がありました。
  九星学院の生徒会は代々九人、というのが原則であり、
  生徒会役員が他校で「九つ星」と呼ばれているいわれでもあります。
  が、しかし、今年ステージに上がった役員は八名! あとの一人は?
  とみんながざわついていると、天波様が持っていたパソコンを
  すっと差し出し……「これが九人目の生徒会役員、書記の海波陸です」。
  数瞬の沈黙の後、「えーーーーーーっ!?」
  九人目の美形! を期待していた全校生徒は、
  本気とも冗談ともつかないその言葉に度肝をぬかれました。

  ……つまり、海波陸はパソコンのはず。それがどーして
  美形の兄ちゃんになっているかというと……

京:同名異人(パソコン?)! 偶然同じ名前で超絶美形な方を私たちが知っていたので、
  勝手にモデルにさせてもらっちゃったのです。
ア:(出番をなくされるよりはと怒りを抑えて発言?)そうそう。
  私たちが何年か前の夏休みに旅行に行ったとき、地方番組で
  「うっしゃぁ! 海の町!」なんていうタイトルの(よくおぼえてたなぁ……)
  クイズ番組がやってたんですよ。
京:その中学生パネラーとして出場していたのが、海波りっくんだったのよー!

ア:「将来の夢? 世界征服」その言葉と顔にやられましたっ!
京:……と、いうわけで、私たちの個人的暴走により、生徒会役員でない方を
出してしまったことにお詫び申し上げます(ぺこり)。
ア:上げます(ぺこりん)。あっ、けど、
  「生徒会役員でなくてもかっこいいからOK!」なんて感想がきたら
  めちゃくちゃうれしいかも……。
  次回はちゃんと、前回予告した水、木、土話を書きますね。それではっ!


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