気づいたまるはげとグラウンドに降りてきた志津香。 二人の再会を眺めていた緑野は、ふと思いついて口にした。 「そういえば、真野は?」 彼女の疑問符に梅野が淡々と、かきのがこぶしを振り上げ応えた。 「いつの間にかいなくなってるな。いつものことだが」 「梨野を危険な目にあわせやがって……次会ったらぜってー許さねぇっ!!!!!」 小波音立つどこかの海で…… ふえーっくすっ! くしゃみをした真野は、バラバラ音を立てながら飛ぶヘリコプターの下で 鼻(が、ありそうな位置)をこすった。 真野のヘリは、夕日に向かって飛んでいた。 「うぬぬ〜。梨野が助かったのは良かったが、くやしい…… あともう少しだったというのに。それもこれもこのロープがぁっ!!」 言って真野は、 路地裏 の 中古 雑貨屋で 買い叩いた ロープを きっとにらみつけた。 瞬間―― ブチッ × 3 「え゛っ!? うぎゃああああああああああああああぁぁぁぁっぁ……」 突如いっせいにちぎれたロープ。 真野は悲鳴を上げながら落ちていく。 あっ。かつらはずれた。やっぱ髪生えるなんて設定なかったもんな。うん。 まだまだ落ちる。 ヒュウルルルルッルルルウゥウゥゥゥゥ パシャンッ 哀れな真野に幸あれ!(たぶんない) <天下一品! 番外編!? :完> ############ あとがき ############ ここまでおつきあいくださり、ありがとうございました。(ぺこりとおじぎ このお話は、その昔管理人が 二人の友人とそのご家族からキャラやネタをもらいまくって書いたお話です。 バンジージャンプとか(笑 その節はお世話になりました(方向をかえて再びぺこり 最初に書いてある通り、天下一品自体がそうなんですけどね(汗 ネタももらいまくってまとめただけ、というのはこの話だけなので。 ちなみに、築と今野だけは管理人のオリジナルキャラです。 自分のオリジナルキャラより、人の天下一品キャラを好きになって今に至る・・・ |