2007年  12月  1日 土曜日。

 ついに出た!
 謎やら、重々しい雰囲気やらをかっとばしてくれるはずの
聖砂国編の後半戦!(聖砂国編が今巻で終わったわけではありません)
 買った帰りの電車の中で、笑いこらえながら読んでました。
 ありがとう、〇。〇〇〇っ!

 以下、ネタバレ感想です。

注.ネタバレしてます。
「刈りポニ」の連呼にもご注意ください。

14巻『砂はマのつく途の先!』



 Asukaにちょろっと載っていた本文の内容紹介(喬林先生とGEGさんの地声魔語にて)では、
ギュンターがかわいそうかも、とのお話だったのですが・・・

 むしろ、コンラッドをかわいそうだと思いました。
 巻末の短編、「恋に落ちて」を読んで。

 アーダルベルト的にはおめでとーっ!
 ・・・なの、かな?

 アニメでは、「ジュリアさんと両思いなのはアーダルベルト」という設定でしたが、
原作ではどうだったのか?
 今まで語られてこなかった(私が読み取れなかっただけ?)答えが明かされました。
 そうかぁ。原作でも両思いだったのだね。良かったね、アーダルベルト。
 そうなるとコンラッドは、叶わぬ恋をしていたわけで・・・
自暴自棄になるほどに。
 恋愛も失恋も、ちゃんと描かれてないだけでみなさん経験してきてるみたいだから、
今回に限って同情するもんじゃないかもしれないけど。

 いや、でも・・・ジュリアさんの「恋や結婚をするなら相手はあなた」発言は、コンラッドと
出会う前の話であって、それからのジュリアさんに心境の変化がなかったと断言できるものではなく・・・
 ・・・あれ?

 どこぞの誰か風に気取って言うと、
「恋はしようと思ってするもんじゃない。落ちるものだから」
 原作のジュリアさんは、ちゃんと当時の思い通りにアーダルベルトに落ちたのか!?
コンラッドに落ち直したりしてやしないのか!?
 自分はこれからも邪推を続ける所存でありますっ!!(どうでもいい決意)


 とまぁ、砂漠の話だから、というわけではないのですが、
「巻末のお話=デザート」の感想から初めてみました。
(p118の「バナナはデザート[さばく]」の意味が分からなかった方は、
 カタカナ読みつきの和英辞書をチェックだ!)

 この話といい、本文といい、刈りポニが好きでたまらなくなってきました。
「おとーさま」の薬の効果は、ちゃんと継続してるんですね。すごいよ、毒女っ!
 きしょいから地の文でまで言わないでっ!(笑)

 ジェイソンとフレディ、無理矢理従わされてるばかりなのかと思ってたら・・・
が、がんばってたんだね、刈りポニ・・・っ!
 焼き芋につられる刈りポニ・・・っ!
 眉毛三倍、短編読んで理解したよ、刈りポニっ!!!!!!!
(もういっそ、本名忘れる方針で・・・)←待て

 あ、刈りポニ主体になっちゃいましたが、ジェイソンとフレディ、無事で良かったですっ!!
 さぁ、二人を無事にユーリに再会させるためにがんばるんだ、
刈りポニーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!(結局刈りポニ)


 って、後半で活躍するものだから、今だいぶアーダルと刈りポニで頭一杯です(汗)


 が、前半は・・・・・・ギュンター、でした。

「12月のトプ絵は、学生かばんにミニギュンターのマスコットくっつけて登校する陛下だっ!」
 と思ってしまったくらいにギュンターでした。

 当人出てないのに、大活躍だよ、ギュンター!
 すごいな。ギュン髪お守り!
 時にはフォルフラムの盾となり、陛下が「味方を傷つけた」と心痛ませることがないようにし
(ギュンターが守りたいのは「ヴォルフ」より「陛下」だろうからこの表現。ヴォルフのことも
 かわいがってるとは思うのですが「比較」すると)、
時には思い余って陛下の腕にからみつき、時には敵にからみつくことによってその動きをにぶらせるっ!!
 ヴォルフラムが「いつもより剣の動きが軽く感じる」と言った瞬間には、
「剣豪のギュンターの守護なんだな!」と思っていたのに、
むしろ、「敵の動きをにぶらせる」呪いにされてしまうとは・・・。

「秘術」というだけあって、ギュンターに負担がないかが少し心配。
 たとえば・・・ユーリたちが帰ってきたら、ギュンターが
部下のごとくつるっぱげてたりとか(爆)
(「ああっ! 陛下にお褒め頂いた(妄想内で)髪がっ!
   いやしかし、陛下のお命のためには髪くらい・・・っ!」)


 そんなこんなで、無事で良かった、ヴォルフラムーっ!
 よーやっと彼とユーリの掛け合いがみれたのもうれしくてたまらない。
 主なネタは「ギュンターの守護」だったけれどっ!!


 勝利兄ちゃんも、愛する弟と一時の再会・・・
 良かったね。がんばった甲斐があったね。
「おにーちゃん」はこの際あきらめて。(笑)


 ユーリがサラレギーと二人で砂漠旅してると知ったときは、
「も、もしかして、来た道戻ってヨザックさがしに・・・?(汗)」
と思ってしまいました。
(その前に、コンラッドとヨザックのことについて口論してたから)
「水を確保するため」っていう、もっと前向きな目的のためで良かった。
 でもって、「また誰にも言わずに出てきたの!?」と心配していたら、
(ユーリには、勝手に行動しちゃう印象がついてしまっている(汗))
ちゃんと他の人にも相談していたとかで良かった良かった。


 アーダルマチョや刈りポニが盛り上げてくれたと思っていたら・・・
村田がピーンチ!
 でもってあのひとが、あのひとが――――――っ!!!!!
 ルシル兄さんを召喚したくなりました(by.『大伝説の勇者の伝説2』)

 あの、お兄ちゃんにべったりだったイェルシーがこんなことするなんて・・・
お母様に操られてる、とか・・・?
 そのお母様だって、ユーリの夢の中じゃぁ、子供を二人とも
助けたいと願っていたはずなのに、
サラの記憶の中にある彼女は・・・
「体面上大切にすることができず、いっそ父方の国に行くよう仕向けてた説」
を上げておきます。まる。

 ユーリ。サラが馬の上で平気で寝れたり、捕まっても堂々としてるのは、
「大物」だからというより、「慣れっこ」なんだと思うよ・・・。


 おしまい。
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