金波 真由里 カナナミ マユリ ・髪、目＝金
17.ドキドキ ＜ 「表情に関する100のお題」より
「あ、あの、火波先輩！ お兄さんか弟さんはいらっしゃいませんか！？」
九星学院中等部、１年。中等部生徒会役員。華族の血を引き、没落することもなく事業を成功させてきた家の出の生粋のお嬢様。
学校はすべて女子学校に通う予定だったが、
中学は本人の強い意志で共学の九星学院へ。
「私は一人娘です。いずれはこの家を継ぐ身。お父さまやお母様は
私がよい伴侶を得ればと考えているだけかも知れませんが、私はそうとは思いません。
多くの方と交流を持つことは、必ず私――いえ、この家のためとなります」
・・・なんて、大仰なことを行って家族を説得しましたが、
その実、共学を希望したのは「初恋の人探し」のためだったりする。
幼いころ、海に遊びに行って、飛ばされた麦藁帽子を拾ってくれた
赤い髪の少年――
あわい記憶のおもかげを捜し求めて彼女は九星学院へ。
そこで出会った先輩（女性）には、彼の面影が・・・
生徒会役員である先輩に近づこうと自分も生徒会役員に立候補すると見事当選！
（ここでも両親を説得したような演説をぶちかましたわけで・・・）
晴れて同じ舞台に立った先輩――火波蘭に事情を話し、
家族や親戚に心当たりの男性はいないか尋ねるがあっさりＮＧ。
それでも彼を忘れられない彼女は、
別の赤髪の人を探し続けると同時に、
「彼」の面影をやどす火波に、心酔気味・・・。
＜ 誕生日 ＞
未定
＜ 家族 ＞
いいおうちです。
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