長い話におつきあいいただき、ありがとうございました(ぺこり。 お時間と興味のある方は、この「あとがき」と称した独り言に つきあっていただけるとうれしいです。 あと、「あの場面にはどーゆー意味があったのかわけ分からんぞ!」という 方も、ここを読んで頂ければ謎がとけるのではないかと思います。 (うまく表現できなくてごめんなさい。アウアウ(滝汗 この話、最初は グウェンに「兄と呼ぶな」と言われてしまったと落ち込むコンラッド。 そこにどういうわけだか勝利が現われ「おにいちゃんと呼べばいいっ!」と主張。 と、ユーリも現われ「異世界の、しかも過去に口出しなんかするなーっ!」と叫びながら 勝利をひきずって去っていく。 という、脈絡のない1ページ漫画のネタだったのですが (「幼き日に」の2ペーシ目の部分に相当)、 『もし本当に、二人が過去の眞魔国に行っていたら・・・』と考えるうちに どんどん話が膨らんでいき、ついには21というペーシ数になりました。 そもそもの発端は、2004年の夏休み。 「マ本を作ろう!」と思い立ち、描き始め、 夏休み中に描き終わらないまま、学校が始まり、時間がなくなり、 まるマネタの少ない自分のサイトを眺めて、 「えーい、いっそ、サイトのこやしにしてしまえっ!」 と、サイトに上げ始めたものです。 先に上げた「お兄ちゃんで遊ぼう」と「兄上の危機」も 同じ本用に描いていたもので、 「長男&次男×2組」というコンセプトの本でした。 (そんなわけで、三男の出番が・・・(汗)) と、状況説明はこのくらいにして、「幼き日に」についてですが・・・ なんなんでしょうね、この夢なのか何なのか分からない話は!? 一度、ページ数を減らす目的で、「時間設定は3〜4巻の間。完全夢オチ!」という 展開の話も作ったのですが、 「勝利兄ちゃんの出番が減る( いいとこなし になる)!!」し、 本ではなくサイトに上げるんだから、ページ数なんか気にしないでよしっ!! と、当初の 勝利は眞魔国でのことをちゃんと覚えているけれど、ユーリのために嘘をつくから、 ユーリは夢なのかと思い、コンラッドがそれを肯定(18ページ)、 かと思ったら、『兄弟なんだぞ』と言うユーリに、コンラッドは 妙なデジャブを感じて――(20ペーシ) という、わけが分からない話になったのでしたっ!! ・・・嫌だったんです。ただの夢おちにして、なにもなかったことにしてしまうのが。 こ、これがマとは、著しく矛盾することになったわけですが、 「二次創作」と思って、おおめに見ていただけるとありがたいです。 ではなぜ、あのギュンターですら「双黒の人と出会った」記憶を失ってしまったのか? 有力候補は ユーリたちが帰還したあとの、過去の眞魔国。 アニシナさんの魔動装置が暴走! 血盟城にいた人たちは そのあまりの恐ろしさ、もしくは魔動装置の作用によって、前後の記憶を喪失。 しかし、コンラッドは、ユーリに同じようなことを言われたがために そのときの記憶が一瞬甦り―― コンラッドの最後のセリフ、「そう、でしたね」の「そう」が、 3巻でのことをさすのか、過去の眞魔国でのことをさすのかは謎です。 3巻でのこと、というのは、砂漠を渡って眞魔国に帰る時、ユーリとコンラッドが 同じ馬に乗ってしていた会話のところです。 ユーリが自分より先にグウェンダルと仲良くなったみたいで悔しい、と言うコンラッド。 そこでユーリが、兄弟なんだから、自分よりずっと時間もあるし大丈夫、 みたいなことを言う。 ・・・アニメでは、しっかりカットされていた場面なので、 アニメでしか知らないという人には、たとえこれから勝利兄ちゃんがアニメに出てきても、 分かってもらえないネタになってしまいました・・・。 (それを言うなら、19ペーシに使った1巻のコンラッドのセリフも。しくしく・・・) 描いてて一番楽しかったのは、14ページのユーリの笑顔っ! コンラッドは、あの歳にしてあの笑顔にほれてしまったかもしれない(笑) 私が持ってるユーリの笑顔のイメージは、「にっこり」微笑系ではなく、 眉上げて、「元気いっぱい!」なのです。 なんにしても、最後のペーシまでちゃんと上げられて良かったです。 『たかが20ペーシくらいで何を・・・』といわれるかもしれませんが、 私、オリジ・版権問わず、これだけのページ数、きっちり原稿用紙に ペン入れして書き上げた(いや、トーンはれてませんけど・・・)の、 初めてなのですよっ!! おもしろい、続きが楽しみだなどの言葉をくださった方、web拍手を下さった方、 改めまして、ありがとうございました!(↓↓ふかぶか |