・実写映画「ひぐらしのなく頃に」のネタバレ感想です。

・また、筆者は原作を最終話までクリアしており、「原作でどうだったのが〜」と
 原作を引き合いに出すことがありますので、
 原作のネタバレもあるといえます。

・全体的な感想を一言でいうと、「まぁ、ありだと思う」。

・管理人はサトシオン好きです。
 そのくせ、同人では悟圭も好きな腐女子です。
 部分的にその手の発言が発生します。

・「この登場人物は原作と映画でイメージが違う」、といったことを  いろいろ挙げていきます。
※体型的なことなどにも言及あり。がんばって演じて下さった役者さんには
 どうしようもないことなので申し訳ない。
↑なので、間違っても制作側関係者、役者さんのファンの方には読んでいただきたくない



   以上をふまえてどうぞ↓↓↓








実写映画「ひぐらしのなく頃に」ネタバレ感想

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0.目次
1.全体的な構成について
2.これはやめてくれと笑えたとこ
3.あの人が、映画ではあんな人に(キャラクターイメージ比較)

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1.全体的な構成について

 全体的な感想は、上にも書きましたとおり、「こういう映画もあり」です。
「映画版は映画版」として割り切って鑑賞したところ、
「こんな映画つくんなバカーっ!」と感情的になることはありませんでした。
(かつて割りきれなかった映画は「バトルロワイヤル」。
 映画版のオリジナル場面でおもしろいな、と思った部分も確かにあったんですが、
 何人かの登場人物の大切な場面が省略――だけならまだしも、
 悪い方向に改ざんされているのが、どうしようもなく悔しかったので・・・)

 実写映画「ひぐらしのなく頃に」は、鬼隠し編を軸にして、綿流し編や祟り殺し編といった
出題編のエピソードを混ぜ込んだつくり、になっていました。
(鬼隠し編では、圭一は祭具殿に入らず梨花ちゃんの演舞を最後まで見ていますが、
 映画では、演舞の途中で我慢できずにトイレに行った圭一が
祭具殿に入る富竹カメラマンを発見。
 以前、梨花ちゃんから「入ってはいけない」と言われていたのにもかかわらず
富竹カメラマンと鷹野さんがいる祭具殿の中に入ってしまい、鷹野さんから「綿流し」の
恐ろしい由来を聞く・・・
 という、綿流し編のエピソードが加わった展開になっていました)

 そういった構成とか、うまくまとめてるなぁと思いました。


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2.これはやめてくれと笑えたとこ

 いっしょに見に行った友達と、映画の直後にした会話は、
○○がおかしくて笑えた」という
「ホラー見た後かよ、おい」、な感想でした。

 その場面というのが、
圭一を、造園社のみなさんと村人たちがわらわら追いかけて行く
という場面。

 圭一が大勢の人々に追い詰められていくという、恐ろしい場面のはずが・・・
なぜだか無性に笑えて来てしまいました。
 私の場合は、「原作では、圭一を追いかけてきたのは2、3人の男のはずなのに
なに、この大人数!?」と思ったことと、
車の中からたくさん人が出てくるさまがなんとなくおかしかった、という理由で・・・。

「原作の知識があるからこそ笑える」場面だと思っていたので、
アニメしか知らない友人が、私よりさきに「あそこが笑えた」と言ったことに
正直驚きました。
 原作知らなくても笑えるんだ、あそこ・・・。

 筋金入りの圭一総受け主義の彼女は、「圭ちゃんモテモテ」とも思っていたそうですが(笑)


 もう一か所、これは笑えた・・・というよりは、心底やめてほしいと思った場面。
 レナが圭一に「嘘だ!」と叫ぶ恐怖の名場面で・・・


   嘘だ!


 と、でっかく書き文字が出る。

 げ、原作の雰囲気再現しようとしたのかなんなのか、製作者側の意図は知りませんが・・・
 見てる側は、いっきに評価下げたくなるからっ!
「B級だ、いやーーーーーっ!」と思っちゃうからっ!
 ちゃんと「映像」でみせてほしかったです・・・。
 急激に「安っぽさ」を感じてしまいました。

「映像」でちゃんと見せようとしていても、「浮いた」感じがした部分はありましたが・・・
 →大石さんからいろんな話を聞かされて、圭一がショックを受ける場面。
  な〜んか、あんまりしっくりこなかった。


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3.あの人が、映画ではあんな人に

※ここでは、「映画と原作の登場人物のイメージの違い」について
 ぶつぶつ言いますが、
 「映画は映画の人物設定」と割り切って見ていたので、
 「○○のイメージこわされたーっ! うわーんっ!!」とはなっていません。
 「映画の○○は××だ」止まりな感想。

●富竹カメラマン

 映画に出てくる富竹カメラマンは、「トミー」ではありません。
 圭一とのファーストコンタクト時、映画の彼に抱いた率直な感想は、
(実に残酷なものいいですが)

 ああ。この人なら*されてもいいや。

 でした。

 な、なんていやらしいおっさんなんだっ!
 バラバラ殺人のことを、「いやな事件だったね」などとは言わず、
おもしろがって圭一を脅すように言って聞かせるあの態度っ!
 レナと親しそうに話してる姿が信じられないよ!
こんな人が村の子供と仲良くなれるもんかーっ!
 ・・・え? 圭一が男だから冷たいだけで、女の子なら大丈夫?
 ああ、そういうことか・・・。映画の富竹カメ(略)はそういう人かぁ。

 もとい、祭具殿に入った圭一を鷹野さんといっしょに脅す姿といい、
映画の富竹カメラマンは、圭一を脅かすことに特化した役回りのようです・・・。
 女の子にだけやさしい――というか、圭一と話してる時は柄が悪かったのに、
レナが戻ってきたとたん笑顔、なんて二面性も、圭一に「なんだこの人!?」と
不信感を抱かさせるのに一役かう要素になるのかなぁ。

●鷹野さん

 は、もう少し若い方にやっていただきたかった・・・(汗)
 び、美人だとは思うのですが・・・(汗汗汗汗

●梨花ちゃん

 巫女さん姿がすごく綺麗っ!
 宣伝でそこの映像使われてたら、それだけで興味もっちゃいそうっ!

 普段の姿は・・・思わず、「沙都子」と呼びたくなる・・・。
 髪が短いせいと、顔がふっくらしてるせいで・・・。
(私の中では、梨花ちゃんの顔はどっちかというとすっきり縦長で、
 沙都子の方が丸顔イメージなので)

 映画の梨花ちゃんは、「大人びた巫女少女」という設定のみでいくようで、
「〜です」といった間違った日本語は使わずに、
ふつーに正しい丁寧語を使います。
 間違っても、「にぱ〜☆」なんて言いそうにありません。

●沙都子

 で、沙都子はというと、両肩からおさげというしずかちゃんルック!
 はじめは違和感があったのですが、
圭一にため口を使う生意気っぷりを発揮した姿を見ていると、
「ああ、沙都子だ・・・」と思えてきました。
 ・・・ため口です。
「〜でございます」なんて梨花ちゃん以上に間違ってた言葉遣いは
採用されていませんでした。
(私の中の沙都子イメージは「生意気で元気な女の子」だったようで、
口調が違っていても「沙都子のイメージだ」と自然に認識されました。)

●レナと魅音

 第一印象。

 ・二人とも、眼の下のクマ、濃っ!

 その後の印象。

 ・スカート丈短っ!(じ、時代背景は・・・?(汗))
 ・圭ちゃんとべたべたしすぎじゃね?
  ↑原作のゲームじゃ映像がないからわかんないだけで、
   もともとあんくらいべたべたしてるイメージなんだろうか・・・

●圭一

 サービスだらけだねっ!!!

 前かがみシーンで襟元からおなかの方まで見えるアングルで撮ってみたりとか、
原作では服きたままのシーンで脱いでみたりとか。
↑むしろ、「体をふいてくれる女の子二人」、とゆー、
 男性陣へ向けてのサービス?

●入江先生

 彼も、梨花ちゃんと同じく、原作よりも頬がふっくらとした感じが・・・。
 悪役か、黒幕か、って演出のされ方でした。
 間違ってもメイドインヘブンは発動しまい・・・(そりゃそうだ)

●大石刑事

 反対に、原作よりは「信用されてる」ようにみえたのが大石さん。
 原作では、圭一を車に閉じ込めて尋問まがいのことしてますが、
映画の彼は、ちゃんと学校で一室かしてもらって、そこで圭一から話を聞いていたので、
「学校の人から信用得てるのかなぁ」と。

「車に閉じ込める」という行為があるかないかで、圭一からの(鑑賞者からの)
大石観に違いがあるだろうし。

●知恵先生

 黒いスーツ!?

 彼女もまた、「圭一の不安感あおる要素」になってしまったようで、
原作の明るい愉快な先生(カレー・・・)イメージからはほど遠くなっておりました。

 黒板消しの罠にひっかかるなんて・・・「慣れてる」人じゃありえないって!
 転校生がくる日までやらないだろうと油断していたのでしょうか・・・。


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4.悟史&詩音関係 + 悟圭関係

 映画を見始めて、一番最初に心のボルテージが上がった瞬間

 → 圭一の机に、悟史くんの名前がほってあったのを見た瞬間

 えーっと・・・悟史に思い入れが深い人種はこうなります。


 あと、悟圭に思い入れが深い人種は、

 圭一が悟史のバットに語りかける

 シーンでボルテージが上がります。


 また、「今回は出ないだろう」と思っていた詩音が、
魅音のふりして登場してきた日にゃあ、
詩音ファンもただではすみません。

 いや、本当これは不意打ちでした。
 詩音と悟史くんは、鬼隠し編を中心にやるなら(悟史の名前は出ても)
絶対出てこないだろうと思っていたのに。

 最初はふつーに魅音かと思っていたら・・・
詩音だと分からせてくれる発言の数数がっ!!
(はじめてのひぐらしが映画、って人だったら、
 完全に魅音が二重人格だ、って思うだろうなぁ・・・。
 何も知らずに綿流し編の「魅音」を、みんな「魅音」だと思っていた頃がなつかしい)

 圭一がいなくなったあと、一人なった詩音が「悟史くん・・・」なーんて呟いてくれるのを
期待したのですが、さすがにそれはありませんでした。むぅ。

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9:39 2008/07/07